青色7号

思ったこと考えたことをひっそりこっそりそろそろと

待合室

病院での待ち時間ほど無駄なものもないと思う。

本読み終わってしまう。

ところがどっこい、田舎の駅では待合室が必須である。死活問題だ。
ないと、文字通り死にそうになる。来ない電車、眠くなる意識、吹き付ける風。遭難者なのではないかと錯覚しそうになる。
どんな簡素なものでも、屋根と壁と椅子がある、それだけで随分違うのである。

さて、病院。前回の診察の時に、1/6は嫌だ、絶対混んでるだろ嫌だよもう一週薬を出せ、とごねたものの、これ以上は出せん、とすげなく一蹴されたので、再診に来ているのである。
病院もそこそこ混んではいるんだけども、何が混んでるって、調剤薬局が混んでいる。
様々な病院の患者が押し寄せている。
症例の見本市。
本当は処方箋だけ叩きつけて後日のんびり取りに来たい。が、薬がもうないし、明日から薬局は休みだ。
禁断症状で薬を取りに来るどころの騒ぎではない。

持ってきていた本も読み終わってしまって暇でしかない。暇な人間はろくなことをしない。

今年は田舎に帰らなかった。
妹は今年はのんびりと栗きんとんを食べたらしい。
そんな毎年争奪戦をしていたか?
むしろ栗きんとん、譲ってた気がするのだが。
きっと姉の都合のいい記憶改竄だろう。
競合相手がいないで、一人占めが保障されているというのは、やはり違うのだろう。
加えて松前漬けが余ったそうである。
そんなに松前漬けを私一人で食べていたのだろうか。食べてたけど、でも私がいないだけで今まで足りなかったものが余るだろうか。
どんだけとめどなく食べてたんだよ。松前漬け食べることしかやることないのかよ、と自分に突っ込みを入れたい。

こちらの家では松前漬けが出なかったので(作ってないんだから出るはずがないし、ソウサンハウス松前漬け文化はないと思うから当たり前だ)、すっかり忘れていたのである。
すっかり忘れていたくせに、母からそんなエピソードを聞いたら、途端に松前漬け恋しくなるんだから現金なやつである。現金以外の何者でもない。

松前漬け……あー……