素朴な疑問

あなたのことを深く愛せるかしら

 

スピッツの有名曲「冷たい頬」

この出だし、衝撃的でした、当時のナナサンにとっては。

それ、相手に言っちゃう?!思ってても隠しとかない?!とびっくりしました。

でもね、きっとこの二人の恋は成就してないんです。

あくまで、僕の中の手帳の中に秘められし恋なんです。

あんまりにハチャメチャしちゃったから、それが楽しかったし嬉しかったから、この恋が幻でも構わない、そう思う。でもどんなにふざけて距離が近づいても結局僕は恋人にはなれない。知ってる。それが僕たちの関係のすべてだもの。それ以上でも以下でもない。

たぶん順序としてあべこべなこともした。恋人じゃないのに。好きなのに恋人じゃない、恋人じゃないけど好き、さかさまの世界だね。

だって僕たちの関係ってそういうものでしょ?

君は僕とひとしきりたわむれた後に、「あなたのこと、深く愛せるかな、たぶん無理だな。好きだけどさ」って言った。風が強かったから目を細めていたね。

勇気を出して触ってみたよ。普段ふざけてる時はいろんなとこ触ってるから今更気にすることじゃないけど。冷たくて驚いたよ。まるで君の心みたいだ、なんて言ったらひっぱたかれそうだ。

もう会うことはないけれど、手帳の隅っこに君と会っていた時の予定が書きこまれている。それをなぞって、傷口に塩を自分で擦りこんでるのだって分かってるけど、もうしばらくはそうさせてくれ。

君の頬が冷たくならない春が来るまで。

 

こんな、恋人にはならなかったけど、恋人のような感じになっちゃった二人の失恋ソングなのかなって。でも、あのかわいらしいメロディに、あの出だし。なかなかのギャップ。内容も実は何夜も過ちを重ねてる二人だとしたら何というギャップ。

ただのかわいい歌ではないので聴いてみてください。

スピッツ記事でしたとさ。