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遠心力

読書記録

によって、常識、理解の範疇から勢いよく放り出される。大気圏を突き抜けたら、あとは等速直線運動で頑張って下さい。そんなめちゃくちゃってこういうことだよ、という本を今日はご紹介します。その後に普通の(書いてあることがわかる)エッセイを一冊ご紹介予定。

 

丸善はいいですね。ほぼちゃんと本が揃う。書架も分かりやすい。強いて言うならレジが少ないのが玉に瑕か。

今日はカゴがとんでもなく重くなってしまったので、うろうろあまりできませんでした。丸善の近くに住めたらなぁ。毎日帰りに寄り道したいね。

さぁ、本題へ。

 

『バナナ剝きには最適の日々』

『後藤さんのこと』

2冊とも、円城塔の短編小説です。『屍者の帝国』を計劃から引き継いで完成させてる作家だったので、興味はありましたが、ここまで早く手を付けることになるとは。見つけてしまったのだからしょうがない。

とても面白い。何書いてるのか分からない、ゆえに哲学的なのか実験的なのかも判断できないし、両方かもしれない。けれど、なぜか彼の重力に捉えられているんですね。なのに次の瞬間には、ものすごい遠心力で、常識とか理解の外に放り出されてしまう。放り出された先は無重力なので、浮遊感がとても気持ちいい。放り出されて宙をものすごい速度で飛んでいる間もたまらないと思わせる円城マジック。

大丈夫です、無事に帰ってこられます。

 

『とるにたらないものもの』

江國香織

こちらはエッセイ、江國さんのエッセイは好みだと思ったので購入。

日常のありふれた様々にまつわる彼女の思い出はとても優しい。

なぜこうも優しい、けれど鋭い目線でのエピソードがあるのだろう。彼女のエッセイを読むといつも不思議になる。

印象的だったのは、大笑いの項。大笑いは思い出しても大笑いできない、何がおかしかったのかさえ分からないことから、一種の狂気ではないか、という。なんと鋭い発想なのだ。あぁ、ナナサンは狂気にさいなまれているのかぁ。でも笑いは幸せだよ、って思いました

※ナナサンはとんでもない笑い上戸です。箸が転がっても可笑しい年頃はとうに過ぎています、念のため。

そんな今日の読書記録でした。

今は、西尾維新の伝説シリーズに手を付けました。二段組の新書サイズ、文字数もさることながら、内容もなかなかぶっ飛んでおるので、読むのには時間がかかりそうです。記事での読書記録は、既刊すべて読んでからにしようか、でもまだ完結していないので、途中でも記事にしようか悩んでいます。

それでは。